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#041『不動産取得税の減額申請と申告』

不動産取得税の減額申請と申告

 

福岡・博多駅徒歩1分の行政書士事務所 『LEGAL BASE』 代表のSanukiです。

不動産を取得した後、数ヶ月してから届く「不動産取得税」の納税通知書。その金額を見て驚かれる方は少なくありません。しかし、多くの方が知らないのは、住宅や土地については一定の要件を満たせば大幅な減額(軽減)が受けられる制度が用意されているということです。

最も重要なポイントは、「自動的に減額されるとは限らない」という点です。自治体によっては、納税者自身が申告や減額申請の手続きを行わなければ、本来受けられるはずの軽減措置が適用されないケースが多々あります。この記事では、不動産取得税の基本から減額申請の流れ、注意点まで詳しく解説します。

 

 

 

不動産取得税とは何か

不動産取得税は、土地や建物を購入・贈与・建築などの方法で取得した際に、都道府県から課税される地方税です。取得の原因は問わず、有償・無償を問わず課税対象となります。

この税金の特徴は、取得後すぐに請求が来るわけではなく、取得から数ヶ月後(場合によっては半年以上後)に納税通知書が届く点です。そのため、不動産を購入した際の費用計画に含めていても、実際の請求時期を忘れてしまうケースもあります。また、納付期限が設定されているため、通知書が届いたら早めの確認と対応が必要です。

 

 

減額申請の対象になりやすいケース

不動産取得税の軽減措置は、主に居住用の住宅とその敷地について手厚く用意されています。代表的な対象ケースは以下の通りです。

新築住宅を取得した場合

マイホームとして新築の一戸建てやマンションを購入、または自ら建築した場合、床面積などの要件を満たせば建物の評価額から一定額(多くは1,200万円など)が控除されます。

中古住宅を取得した場合

中古住宅の場合、新築年月日(築年数)や耐震基準適合の有無によって控除額や適用要件が異なります。昭和57年以降に建築された住宅や、それより古くても耐震基準を満たすことが証明できる住宅は軽減対象となる可能性があります。

住宅用の土地を取得した場合

住宅の敷地として土地を取得した場合も、建物との取得時期の関係や居住要件など一定の条件を満たせば、税額が大幅に軽減されるケースがあります。土地と建物を別々のタイミングで取得した場合は、時期的な要件に特に注意が必要です。

※軽減要件や提出期限、提出先は都道府県や市区町村によって異なる場合があるため、必ず管轄する都道府県税事務所の案内を確認してください。

 

 

 

 

申告から減額申請までの基本的な流れ

減額を受けるための手続きは、概ね以下のような流れになります。

1. 情報の整理

まず、取得した不動産の種類(新築・中古、一戸建て・マンション、土地のみなど)、取得日、用途(自己居住用か、投資用かなど)を明確にします。

2. 都道府県への確認

管轄の都道府県税事務所に対して、申告の要否、減額申請の方法、必要書類、提出期限などを確認します。自治体によってはウェブサイトに詳細な案内がある場合もあります。

3. 必要書類の準備と提出

指定された書類を漏れなく準備し、期限内に提出します。書類に不備があると差し戻しとなり、期限に間に合わなくなるリスクもあるため、事前の確認が重要です。

4. 審査と減額の反映

提出後、都道府県側で審査が行われ、要件を満たしていれば減額が適用されます。既に納税通知書が届いている場合、減額後の差額が還付される形になることもあります。

 

 

 

 

つまずきやすい注意点

減額申請でよくあるトラブルや見落としポイントをまとめました。

対象なのに申請していない
最も多いのがこのケースです。「自動的に安くなるだろう」と思い込んで何もせず、本来数十万円単位で減額できたはずの税金を満額納付してしまうケースがあります。

土地と建物で必要書類が異なる
土地と建物では軽減要件や必要書類が異なる場合があり、片方だけ申請して片方を忘れるミスも起こりがちです。

取得日・入居日などの日付の扱いを勘違い
「取得日」の定義(登記日なのか引渡日なのか)や、土地と建物の取得時期の前後関係が要件に関わる場合があるため、日付の確認は慎重に行う必要があります。

提出期限を過ぎてしまう
申告や減額申請には期限が設けられている場合が多く、期限を過ぎると軽減が受けられなくなることがあります。納税通知書が届いたら、支払う前に必ず減額の可能性をチェックしましょう。

 

 

 

 

行政書士に相談するメリット

不動産取得税の減額申請は、要件の確認から書類の準備まで、専門的な知識と経験が求められる場面も多くあります。都道府県税事務所への提出ですので、こちらは行政書士で手続きを進めることができます。

行政書士に依頼すれば、以下のようなサポートが受けられます。

  • 減額の可否判断と最適な申請方法のアドバイス
  • 必要書類の洗い出しと整理
  • 申請書類の作成代行
  • 都道府県税事務所への提出代行

特に、仕事や育児で忙しい方、制度が複雑で不安を感じる方、取得から時間が経ってしまった方などは、納税通知書が届いたタイミングで専門家に相談することをおすすめします。

 

 

 

 

よく使う書類の例

減額申請でよく求められる書類には、以下のようなものがあります。

  • 登記事項証明書(登記簿謄本)
  • 売買契約書または請負契約書
  • 住民票(居住の事実を証明するため)
  • 建築確認済証・検査済証(新築や増改築の場合)
  • 耐震基準適合証明書(中古住宅の場合に必要なケースあり)

※案件の内容や自治体によって、追加で書類が必要になる場合があります。事前に確認リストを入手し、漏れのないよう準備しましょう。

不動産取得税は決して安くない税金ですが、正しく申請すれば大幅に軽減できる可能性があります。通知書が届いたら慌てず、まずは減額の対象かどうかを確認し、必要であれば早めに手続きを進めることが大切です。

 

不動産取得税ついてご相談の方は、LEGAL BASE行政書士事務所にご相談ください。

初回相談は無料となっております。概算のお見積りも致しますので、まずは、お気軽にお問い合わせください。

 

 

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